ドイツ製超低床路面電車
試運転期間中の為、黒いフィルムが貼ってあります
ある日、路面電車を考える会の幽霊会員である私のところへ事務局から一通の封書が?! 5月30日(日)に行われる、広電のグリーンムーバーの試乗会のお知らせであった。 実のところ、「ほろよいの近くへ行きたい」のコーナーもネタ不足で頭を悩ませていたところで 私は、早速、「渡りに船」ならぬ「渡りに電車?」で試乗会に出かけてみた。 |
◆ 広電グリーン・ムーバー(5000形) 広島電鉄が熊本についで全国で二番目に導入した超低床路面電車。 ドイツ製の五車体連接で定員は153人。床の高さは33cmと電停とほぼ同じで、乗降口に段差がなく、 車椅子の人がスムーズに乗降できる様に電停と乗降口の間を渡すスロープも備えています。 駆動ユニットのついた駆動台車の為、車軸がなく超低床を可能にしています。 車両価格一編成3億4千万円、ドイツ・シーメンス社製(あと3編成導入予定) 6月9日から広島駅−宮島駅間を走る予定。 |
広電己斐駅に集合。 受付を済ませ電車到着を待つ。 |
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電車は五車体連接。1・5両目と2・4両目、3両目はそれぞれ椅子の 配置が異なる作りになっています。 ラッシュ時は1・5両目は乗り降りがキツイかも。 |
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2・4両目にある、UPする椅子。 車椅子の乗客用に場所を確保できます。 2・4両目は台車がない為、乗り心地がよい。 |
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台車カバーの上にある座席。 ドイツ製の為か非常にシンプルで合理的に出来ています。 |
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シーメンス社の2人の若い技師さんも同乗していました。 | |
車両と車両の間に電光掲示板があります。 | |
ホームとの段差はほとんどない(広島駅前) 2・4両目の乗降口にこの電車のウリであるスロープがついています。 (車掌さんが手でパタンと開く) |
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明るい運転席。 視界をよくする為、運転席は一段高くなっています。 |
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途中、道行く人に「何じゃありゃ?」と注目されつつ広島駅前に到着。 その後、己斐駅まで折り返して約一時間の試乗会は無事終了。 |
宮島線の軌道部分をスピードアップして走れば、この電車の性能の良さがフルに発揮できるでしょう。
6月9日からの営業運転が待たれます。
もっと詳しい情報は「路面電車を考える会」ホームページへどうぞ