川原石駅

kawaraishi station

昭和15年(1940年)11月1日営業停止

昭和33年(1958年)8月1日開業(再設置)

平成11年(1999年)2月7日移設開業

呉線輸送力強化の為、駅複線化にともない現駅の西約500mに移転

 

思い出の川原石駅

「謎の東洋人」さんから頂いたメールをもとに撮影しました。

  「謎の東洋人さん」からのコメント
川原石駅といえば、昔は列車が通

過対象になることが多く、よく馬鹿

にされていたものです。      

「全列車停車記念」に近くの

時計やさんが寄贈した時計

住民の喜びの表れか?  

ホームが6両編成対応でしかなかっ

たのを8両編成対応にし、全列車停

車するようになった時には、両手を

挙げて喜んだものです。      

港町小学校の円形校舎が

よく見えます。       

父親が広島に通勤していた時代は

一度上りを利用して呉駅まで出て、

それから下り列車で広島に行くとい

う方法をとっていたはずです。

通過駅を利用するというのはこうい

う苦労もあったのです。

駅舎と駅前広場?

この辺は山の斜面に家が密集

している為、平地がありません。

実は高校の時、カブで配達中に

駅のすぐ上の坂道でカブを止め

損ねカブとビールを畑に落した

経験が。畑だったところは、ガレ

ージになっていました。     

うちの子供会では、夏休みになると

必ず駅舎の前に集合して、ラジオ

体操をしておりました。

その時刻(確か6:30)が出勤ラッ

シュとちょうど重なってしまうため、

いつも恥ずかしい思いをしながら

体操をしていました。

思ったより中はきれいでした。

公衆電話・トイレ完備・冷暖房

無し・一戸建て・南向き日当り

良好               

小学生時代、親と喧嘩をし、家出

をして駅舎に身を隠していたこと

がありました。

実はこれ、1度だけではなく2度

やった記憶があります...

日本一地域の人に愛されている

というお地蔵さん。       

結構にぎやかな構えでした。  

駅下のガードをくぐったところに

あるお地蔵さんは、わたしが思う

に日本一地域の人に愛されてい

るお地蔵さんなのではないかとさ

え思うことがあります。

いつ通っても供え物はたくさんあ

るし、たくさんの人が手を合わし

ていたり

お風呂屋さんとたばこ屋さんの

間の細い道を入ったところに駅

があります。レトロなアーチ看板

があります。たばこ屋さんでJR

の切符を扱っていましたが、駅

移設の為、もう辞めておられま

した。たこ焼や発見できず。 

小学校時代に下校途中でよく買っ

て食べていた“50円たこ焼き”(ま

たの名を“たこなしたこ焼き”とも

いう。本当は入っているんですが

むちゃくちゃ小さいんです...)   

川原石駅最終電車

H.11.2.6 20:08 952M

最終日は新駅切替工事の為、

20時以降、坂〜呉間運休。 

この列車が最後になりました。

最も慣れ親しんできた駅であるだ

けに、移転するというのは非常に

さびしい思いがしています。    

旅行に行く時などは、「ここに無事

戻って来れますように」なんて思い

ながら旅立っていたものです。  

撮影 H11.1.24


 

中国新聞 平成11年1月23日(土) 朝刊記事より

 2月7日からスタートするJR呉線の新ダイヤで、呉市内の川原石駅を西に500メートル移

設したことから広島−川原石間の新運賃が現行より80円安くなる。距離別運賃のきざみ

が変わった為の変更で、同駅利用者にとっては一ヵ月遅れの「お年玉」になった。

 川原石駅は呉−広島間の輸送力アップのため、電車のすれ違いができるようにと現在の

同市海岸二丁目から同三丁目に移設し、新駅を建設した。この結果、新駅と広島間の距

離が25.2キロから24.7キロになり、26キロまでの運賃480円から25キロまでの400

円に変更となった。反対側の川原石−呉間は1.2キロから1.7キロに延びたが、3キロま

で一律140円で変わらず。他区間もきざみにかからないため、ほとんど変更なしという。

 川原石駅の乗車客は一日平均460人。大半が広島への通勤客で、通勤定期も一ヵ月で

約2,300円安くなり、JRなどでは、「新川原石駅は駅も新しくなり駐輪場なども整備され

た。運賃も安くなって利用者には朗報かも」と話している。

 呉線の呉−広島間は、すれ違い駅として水尻、かるが浜の二駅を新設、川原石駅を移設

した。これによって朝は呉から広島へ四便、夕は広島から呉へ三便のノンストップ快速を増

便、現行約40分の所要時間を25分に短縮する。

呉線地図

 

おまけ

高校の同級生のN君、お父さんが国鉄(現JR)に勤めているということで、

友人に「Nのお父さんは、川原石駅の駅長さんなんじゃと」とありもしない話

(その当時、すでに川原石駅は無人駅だった。)をでっち上げられ、それ以

来、彼は、「かわらいし」と呼ばれるようになったのである。

その彼も今は広島県警に勤めているらしい。

 

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