喉の不調が何年か続いて歌えない辛さを抱えていた2000年のある日、引き寄せられる様にして、ライアーと出会う。
その頃、見た事もない弦楽器を膝に抱えて弾く自分の姿を夢で何度も見ていた私は、ライアーに運命的なものを感じ、さっそく購入。
当時ほとんど居なかったライアー奏者の方を何とか紹介してもらい、遠方にも関わらずレッスンに来て頂く事に。
レッスンは数回のみ基礎的な内容を教わっただけだったが、これが私のライアー人生のスタートとなる。
折しもその頃学校教育に携わっており、音楽療法の大切さを痛感していた私は、歌えない喉の辛さを癒やしてくれたライアーの優しい音色に魅了され、自らも “音楽療法”を体験する事となる。
そしてこの体験は私の人生の宝物になった。
その後、国内で開催されたライアー講習会に多数参加するなど、自己研修を重ねていった。
2008年には念願だったライアー工房見学とライアー・音楽療法の研修に、スイスのヒューマナウスハウスへ行き、マリアンネ・ガメター氏に師事。
その後は、スイス研修に同行させてもらった縁がきっかけで“奇跡の音を奏でる”と世界的にも有名なライアー奏者・池末みゆき氏(熊本県南蘇在住)に師事。