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うたうとき(6)

うたうとき、ぼくらは、つながっている
 
   呉少年合唱団創立60周年記念・第60回定期演奏会開催にあたり、皆様からたくさんのお力添えをいただきましたことに心からお礼を申し上げます。
   「つなぐ 未来へ」のテーマのもと、一人一人が精一杯歌い切りました。
   緊急事態宣言が解除となった10月に活動を再開し、あと2か月足らずという状況の中で慌ただしく迎えた定期演奏会でしたが、お客様を迎えて定期演奏会を開催できたことは本当に幸せでした。
   これもひとえに平素からあたたかく見守り、力強く支え、励ましてくださる関係各機関・団体、育成会及び育成会賛助会員ほか、多くの皆様のおかげと心から感謝いたしております。
   また、新原芳明呉市長様は超多忙なスケジュールの中をわざわざ舞台袖まで足を運び、お祝いと激励の言葉をかけてくださいました。誠にありがとうございました。

   この演奏会に向けて、現役の団員や研究生たちは並々ならぬ意気込みを秘めていました。
   「60周年を盛り上げるのは僕たちだということを忘れず、歴代団員の皆さんの代表として頑張る。大きな節目を僕たちが飾る。」
   「60周年という重大な節目をどのように歌で表そうか考え、これからも呉少年合唱団が続いていくことを願って歌う。」
   子どもたちは、毎年OBから「生きるよろこび」の意味を学んでいます。特に今年はそれを強く実感したことでしょう。
   1つの曲を演奏するのは、たかだか数分。長い人生の1千万分の1程度に過ぎません。
   そのわずかな時間のために、わざわざ駆けつけてくれるOBがいます。遠くから見守ってくれているOBもいます。
   60年前このまちで歌った先輩たちがいる。今このまちで歌うぼくたちがいる。そして60年後にこのまちで歌う子どもたちがいる・・・・。

   うたうとき、ぼくらは、つながっている。

   定期演奏会をやり遂げた彼らは、また次のステージへと一歩ずつ歩き始めています。


                                                                              (2021.12.12)
  2021/12/12   木村団長
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